藤島の悠想

読んだ本とか日記とか考えたこととか

「母性」湊かなえ 読んで病む

最近は夏目漱石を攻めていたけど、吾輩は猫であるが長い&言葉が古風で読みづらく読書そのものが進まなくなっていた。 これではいかんと現代小説を読もうと思って手にしたのが「母性」だった。 これ、母親が二年前くらいに読んでて自分と重ねてしまうといっ…

超不純な動機から保育士試験を受けた

ぼくが保育士試験を受ける理由はだいたい100個くらいあって ひとつめはここじゃどうも息も詰まりそうになった ふたつめは今宵の月が僕を誘っていること みっつめ保育士の免許とってもいいかな なんて思っていること ~♪ ぼくには保育士になる理由なんてなに…

不器用だけど必死に生きてる人たち

✎わたしの職場で出会う愛おしい人たちの記録✎ 2023/1/13 Yちゃんは最近精神科病院から退院してひとりぐらしをしている。 発達障害ちっくなところもあり、遊びに来たいといってきたのにじぶんからは全くしゃべらない。真顔で前をみつめている。こちらから話か…

消息不明だった実姉の扶養照会が届いた

姉とは仲が仲がいいほうだと思う。だけど、姉が今どこで何をしているのかわからない。大学3回生頃から会ってない。姉に送った最後のLINEは、既読すらつかなかった。 (ほんとに仲いいのかわからない) 生きてる?とも思ったけど、定期的にアイコンやホーム…

ゆたんぽで火傷(自由律)

4年くらい使い続けてるゆたんぽで火傷した。 長年可愛がってた飼い犬に噛まれた気分さ。 それがくじらの形にしか見えなくてテンション上がった。 職場の人にみせたら「そんなことより火傷が」って私より心配してた。 彼氏にみせたら「くじらだ。すごい」って…

とんでもないことだけど 人間はいつか死ぬ 僕は頑張るよっ/神聖かまってちゃん 「人は誰でもみんな死ぬさ」 ダス・ゲマイネ/太宰治 死ぬことが人生において唯一の結果なのだから 流星ヘブン/大森靖子 とんでもないけど当たり前のこと。この世界で唯一の絶…

退職翌日にしたこと

昨日付けで会社を退職した。 手取り18万すこし、ボーナスちょろりの老舗民間病院に勤めてました。 まず市役所で ・国民健康保険加入 事前に電話で聞いていた保険料よりも安くてラッキーとなりました。(約16000円→約10000円) 理由は無職の人なので減免が受…

日報7/12

必ず毎日日報を書くとは宣言していません。 今日 ・眼科に行ってドライアイの診断を受ける ・「ニーチェはこう考えた」を読む ・「Love Letter」を観た ・オムライスにケチャップで大丈夫と書こうとしたら大夫になったからもう太夫にした このニート期間に岩…

日報7/3

・サンドイッチつくった ・買い物ついでに寺散策 ・「センス・オブ・ワンダー」を読んだ ・鮭を焼いた センスオブワンダーはこどもの領域でよくでてくることばだけど、私はこどものころよりむしろ今のほうがセンスオブワンダーを感じることが多い。19歳あた…

日報7/2

・サンドイッチつくった ・掛け布団を洗濯した ・「水中、それは苦しい」を見直した ・ともだちになったお坊さんのお寺に掃除機をかけにいった ・ハローワークにアルバイトしてもいいか聞きに行った ・カレーをつくった お寺に行ったらお坊さん(先生と呼ん…

仕事をやめた

今日から無職になりました。無色透明にはなれない。 仕事をしてるときは業務の終わりに日報というものをかいていた。 日報に書くまでもない仕事がほとんどで、「あれ・・・こんなけしか今日動かなかったっけ・・・」ってなるのがおちだったけど。 今日からこ…

いつだって地の底みていたい

こんな世界にいたくないと、強く思った。とことん、暗い世界で身を燃やしたい、とも思った。 この一文がすべてな気がした。平穏な世界と地獄みたいな世界。そのぎりぎりの淵のところにいたい。人なんてみんなドロドロした心抱えて生きてるのに、優しいふりし…

自作なぞなぞ

考えたなぞなぞが溜まってきたので書いておく ①遺言を言い切れずに死んでしまった植物はなんでしょう ヒント:死因は刺殺 答え:「私のこと絶対に・・・忘れな・・・(グサッ)」 勿忘草 ②A君はとてもケチで有名です。例えばこのあいだは隣の席のB子ちゃんが…

いたい

いい思い出なんかにされたくない きれいな思い出なんかにしないでよ 私は今も一秒ずつ腐っていっているのに 私がいない人生でも幸せにね、なんて思えない 思い出すたびに生傷疼かせてね

彼氏の好きなところ

いきなり電話しても「どうしたの?」って言わない 私のことがとっても好き 感情が顔に出てしまってる 女の人が気持ちよさそうなAVが好き じゅうぶんな言葉を持っているけど論破してこない 知的好奇心が強い 私の好きなものを知ろうとしてくれる 村上春樹の小…

5/11

今日、すまスイの私と全く同じ名前の、全く同じ年のラッコが死んだ 朝起きれなくてタクシーに乗って仕事に行ったら今までで一番高い料金だった メルカリで買った絵本が届いた それ以外はなにもなかった

おさんぽ中に友達になったじいちゃんの話

『断片的なものの社会学』を読んで、 心動かされる出来事は誰かの日常にどこまでも転がっていることを再認識した私は 「断片的なものがたりを探しに行くべ!」 と思い立って読了直後、イヤホンも耳にささず外に出た その時の私はとにかく誰かと話しとーてし…

ゆめ

ゆめをみた 以前付き合っていた彼氏がでてきた幸せなゆめだったのに、つらい つらいのは現実ではもうその人の隣で笑えることなんてないから 夢の内容は、私が台車みたいなかごの中に乗って、彼氏がそれを全力で押していた。 すごい速さで一回転できるほど 空…

贅沢は味方

不純な動機から保育士試験を受けた。 一日目の試験が始まる30分くらい前に、彼氏がスタバのドリンクチケットを送ってくれた。「贈ってくれた」だけど、それは実際にはLINEで「送られてきた」 正直、きのうの夜は例にも漏れず眠れなくて、眠れないと泣いてし…

経験至上主義とトラウマについて

J.デューイが唱えたプラグマティズム、経験至上主義 これに大きく共感する しかし、例外となるものがある トラウマだ 「ラ」にアクセントを置く方の トラウマは経験を過去のものとして扱えない 自身の存在を脅かし続ける いつどこでトリガーに遭遇するかびく…

満たされないコップ

穴の開いたコップ 水を注ぎ続ければ満たされている そんな瞬間がつづく 注ぎ続けても溜まらないコップ やがてもうつかれてしまったと 穴のないコップに注ぎだす 水が注がれなくなったコップ あっというまにからっぽのコップ 注いでくれる人はもういない

断片的なものの社会学をよむ

本をまた一冊読み終えました。 「断片的なものの社会学」岸正彦 断片的なもの。誰かに話すまでもないけど、なにか心にひっかかるような出来事がある。 なぜかわからないけど、ずっと記憶の片隅に残る一幕がある。 誰にでもあると思う。 この本は他人の暮らし…

水の中

夜の海の静けさにあこがれる 心の中は熟れきった果実をフォークでかきまわした後みたいで みるみる腐っていく 目を閉じて夜の海を浮かべる ゆらゆらり 水平線とからだの線が融和していく 深い闇にのみこまれる

自由律

あじみで火傷 こたつで五度寝 初日に靴擦れ 魔法でゴミ捨て ねこで生キズ おしゃれとトマトソース